BNIとニーズマッチの違いとは?

BNIとニーズマッチの違いは何?的な質問についてお答えします。

最近、ニーズマッチの人たちとBNIについて話題になるので、よい機会かと思います。

BNIの説明に関しては、今回は豪快に割愛させて頂きます。

ビジネス交流会に特化したマトリックスを作ったので、こちらを見ながら一緒にニーズマッチとBNIの違いを深めていきましょう。BNI∔ニーズマッチの二刀流の方には、どちらのほうがより自分に合っているかがわかるはずです。

是非、入会・更新・退会へのヒントにもご活用ください。

2021年にBNIとニーズマッチの二足わらじをしていて、2つのビジネスコミュニティの違いを知り、更に組織内部でもパワーチームや支部やら、個人でコミュニティを作る相談をうけて、その時に思いついた図です。

ビジネス交流会4タイプ

ザックリいうとビジネス交流会は4タイプに分類することができます。

  • 横軸:会員の数-支部/チャプターなど分業制を採用する必要があるか?
  • 縦軸:ルール-厳しくするか、緩くするか?(一長一短)

本図に関しては、特定のビジネス交流会を否定するものでもなく、マウントをとるものでもありません。We are different! Think different!と言いたいだけです。

あまり真剣にならずに娯楽感覚で読んでいただけると嬉しい限りです。

では、見ていきましょう。

1.「体育会系部活」エリア

  • 新規メンバーの増加・組織の拡大が全て!
  • 自分たちをただのビジネス交流会と思っていない
  • トップすら覆せない鉄の掟がたくさん存在する
  • 加入者で成果を上げられる人たちが多い(比較的)
  • 非公式のノルマがある。達成できなければ除名

これをBNIとします。実際にBNIには、体育会系の部活や軍隊のような規律性があり、デファクトスタンダード上のノルマが存在します。このノルマの概念については、他の記事を参照するか、BNIの方に聞いてください。(支部によってとらえ方は違うと思うので)

第一印象は強烈かもしれませんが、実際に強烈です。木村はオンラインになってからBNIに入りましたが、リアルで朝6:00からどこかのホテルに集まって、あの熱量でミーティングをするって、想像できません。

でも、逆に、この勢いで活動するから、最強のビジネス集団ができるでしょう。

2.「リアルSNS」エリア

  • 異業種交流をする「場」や「機会」だけを提供する
  • 活用するしないはあなた次第(強制はせず放置)
  • 勝てる人はトコトン勝てる(世の縮図的な位置)
  • 人数は多いが幽霊会員の数もべらぼうに多い
  • プラットフォーム運営者はめっちゃ儲かる

ニーズマッチは、このリアルSNSエリアに近いと思います。リアルSNSエリアという名前にしたのは、緩いつながりを大事にしているからです。何をもって緩い・濃いの判定をするかというと、BNIでは支部(チャプター)のメンバーの名前を1カ月で覚えたのに対して、ニーズマッチではいまだに自支部に誰がいるか、把握できていません。

え?それはないだろ!と突っ込みを受けるかもしれませんが、月1の月例会/参加強制ではない/ノルマはない…といった理由から、必死こいて支部のメンバーの仕事内容や理想のお客様を覚える必要はないです。

と、効くと一見楽かもしれませんが、これは別の意味で過酷です。

自分が支部メンバー全員の事も把握していないように、自分から何かを仕掛けなければ、支部のメンバーから覚えてもらえないのです。
また、強力な商品やサービスを持っていなければ、紹介を獲得できません。

リファーラルマーケティングが通用しない世界で、ガチ営業と最強の商品を開発しなければ埋もれます。もしくは、BNI以上に自分を律する必要があります。実際に、ニーズマッチのトッププレーヤーは、支部を立ち上げて3役になって、自支部を売り込むために全国出張・オンライン支部には必ず参加と、BNI以上にBNIを実践されています。

さて、文章に勢いが乗ってきたところで、次の「新興オンラインサロン」と「大学のゼミ/サークル」のエリアについても見ていきましょう。

これから自分のサロンやコミュニティを作りたい方は是非参考にしてください。

3.「大学のゼミ/サークル」エリア

  • 同じ志・関心ごとを持った仲間同士が集う
  • 特定の分野を学ぶならいちばん効率がよい
  • 交流会の拡大や会員の増加に対する意識は低い
  • 運営は完全に内製化する(予算がないため)
  • 運営業務や集客に強い人が入ると伸びる

一言でいうなら、同じ志や価値観をもった人たちが一緒になって作るコミュニティです。組織の拡大やメンバーの増加より、メンバーひとりひとりが実現したいことを一緒になってできるようにあえて少人数×専門特化で運営するのが特徴です。

例えば、BNIやニーズマッチに入る前は、WordPressのコミュニティに所属していました。そのコミュニティではWordPressが好きな人たちだけが集まって、お互いに知識や技術を深めていきます。実際に、このWordPressコミュニティ時代の知識や技術だけでBNIやニーズマッチでも十分にその手の専門家として活動してけるレベルになれました。

そのコミュニティでは、WordPressを学ぶことには力を入れていましたが、ビジネス系の人たちは集まりません。ビジネス活動を禁止しているところもあれば、ビジネス目的で参加をする人たちを歓迎する文化はありません。

もちろん、ビジネス目的で活動するのもありですが、人が多ければビジネスが活性化する!という考えのもとに拡大路線を目指していく必要があります。すると、本来の自分たちのあり方や目的を忘れてしまい、それだったらニーズマッチやBNIにいたほうがいいよね!というオチになります。

4.「新興オンラインサロン」エリア

  • カリスマ的なトップがいる(有名人が多い)
  • 新興宗教のような雰囲気がある(お布施がある)
    *決して悪いわけではない(信者は居心地はバツグン)
  • ・主従関係がハッキリしている
  • ・内部の人は「やりがい搾取」になる

まるで新興宗教をにおわす系であれですが、主催者・リーダーの勢いが強いと、本当に宗教ぽくなります。なお、この「宗教」が必ずしも悪いというと決してそんなことはありません。逆に、宗教ぽい文化の組織のほうが強いです。組織設計やコミュニティ運営のノウハウの元ネタは全て宗教ですから…。

話を戻します。

新興オンラインサロンエリアは、インフルエンサーを中心としたオンラインサロンを思い浮かべる人が多いかもしれません。その通りです。

が、意外と個人のコミュニティでも、新興オンラインサロンエリアは存在します。

トップが教義を作って、その教義をメンバーと共有して、その教義を守らせることを徹底すれば、気づけば新興オンラインサロンエリアになります。BNIと同じで強烈な理念や行動指針を示して、その理念に共感してくれた人だけを受け入れるのがポイントです。むしろ、こちらからお客様を選んでいきます。そのため、攻撃的な姿勢と高度なマーケティングスキルが求められます。

よく頂く質問

1.個人事業主やフリーランスにビジネスコミュニティは必要?

そもそも論的な質問ですが、まだこの答えは出せていません。BNIに1年在籍、ニーズマッチは2年目を迎えて気づいたことは、ビジネス交流会に所属している人は、なんだかんだでビジネスコミュニティや人の集まりが好きな人たちが多い!ということです。

理由1:集客だけが目的なら他に方法はたくさんある

実際に、同業種のデザイナーやエンジニアでフリーランスの方にお会いしますが、特別どこかのコミュニティに属していない人のほうが圧倒的に多いです。

  • どこかの会社に請負契約で在籍する
  • 個人の伝手でお客様を獲得する
  • ウェブサイトやセミナーを開催して集める
  • 他社のマッチングサイトを利用する
  • 既にお客様が多くていっぱいいっぱい(羨ましい)
  • SNSで広告を打つ

などビジネス交流会を介さなくても、お仕事を獲得する方法はたくさんあります。

木村は1~3の集客を実践しています。ニーズマッチにはドップリでしたが、意外と依存率は低いです。

理由2:ビジネス交流会にだけ依存するのはキケン?

ビジネス交流会で成果を上げている人ほど、ビジネス交流会に依存することが危険であると今年の4月にある人から教わりました。実際にその通りだと思います。BNIといえど、メンバー数は12000名(2021年)。ニーズマッチは1000~2000人です。大規模なビジネス交流会のように思えるかもしれませんが、以下の数字を見てください。

  • リクルートの従業員数:15,807人(パート・アルバイトを含めむ)
  • 八王子駅の平均乗車人数:58,760人(2020年統計)

比較対象が違うだろ!と思われるかもしれませんが、最近やっと数字で考える癖がついたので、掲載しておきました。